マイクロスコープによる精密虫歯治療

私たちが日々使用する歯は、小さくて複雑な構造をしており、口内は狭く暗いため治療が困難です。
特に、歯の表面だけでなく内部や神経を扱う治療を行う際には、肉眼では見えない部分が多く、これまでは触診に頼るしかありませんでした。
しかし、マイクロスコープの導入によりこれが変わりました。

もともと耳鼻科や心臓外科、眼科などで利用されていたマイクロスコープですが、1980年代後半には歯科治療の分野でも採用され始めました。
マイクロスコープは肉眼では捉えられない細部を明瞭に映し出す顕微鏡であり、これによって、これまで見えなかった部分を詳細に観察することが可能になります。
結果として、診断と治療の精度を向上できるのです。

虫歯治療では、患部を器具で削り取る必要があります。
この過程で、虫歯を完全に除去することはもちろん重要ですが、同時に健康な歯質を削りすぎないよう注意する必要があります。
マイクロスコープを使用することで、約20倍に拡大して観察することが可能となり、虫歯部分のみを特定して染め出す蛍光染色液と組み合わせることで、虫歯の取り残しを防ぎつつ、健康な歯を保護する精密な治療が実現します。

理由のひとつは、マイクロスコープは、治療部位を最大20倍まで明瞭に拡大表示することができるからです。
さらに、治療者の視線に沿った方向に配置された照明が、術野を均一に照らすため、影が生じることなく、微細な部分も鮮明に観察することが可能です。これにより、治療がより精密に行えます。

2つ目の理由は、マイクロスコープを使用することで、肉眼では見落としがちな細部までクリアに確認できるため、悪い部分を見逃すことなく取り除くことができることです。
同時に、健康な歯質を極力減らさずに済むため、歯を守りながら治療を行うことが可能になります。

ご相談は無料です。

治療費用は治療により異なりますが、当院では症状に合わせてご提案しています。

マイクロスコープによる精密虫歯治療のお悩みにお答えいたします。
まずは、お気軽にご相談ください。